2007.8.16(木) 
      西大台ケ原撮影会 
  

ならリビング主催の標記西大台ケ原の撮影会に参加した。
参加者は26名、半々に感じるほど女性が多い。
世話役はならリビングの古市さん、好日山荘の奥中さん、ガイドの植平さん。
4:30 起床。橿原神宮前駅に7時集合なので早く起きる。朝早いのに蒸し暑い。

7:00

時間ギリギリに駅中央出口から出ると奥中さんが迎えてくれる。バスにはすでに全員乗っている。
空いた席に同席させてもらおうと「すみません」と声をかけるも、その人なかなかその気配を見せてくれない。
最初からチョッと気まずい雰囲気。強引に座る。
バスはすぐに発車。
7:50 国道169号線で川上村役場・杉の湯着。

8:40

伯母峯(1262m)峠着。準備体操をする。

9:10

経ケ峰(1529m)下の駐車場でバスを降りる。
ここから登山開始。登山といっても昼食場所の開拓までは下るのみ。

ここ大台ケ原は明治十八年(1885)四月、北海道探検で有名な松浦武四郎が六十八才のとき登っているが、
その紀行文[乙酉掌記]では「大台山は紀勢和の三州にまたがり、人跡はいまだ通じない地である。
役小角も行基も空海も錫杖を入れず、この山域を詳細に調べる者もいない。
……ここは未だ人の踏み入れた証拠がない」と記述している。

松浦武四郎:北海道の名付け親、幕末における蝦夷・樺太の探検家としての第一人者。

9:40

小休止、撮影。標高高く木陰で涼しい。谷川の水も更に涼しくしてくれる。
皆は撮影に忙しい。

谷川

木陰

コケ

トリカブト

10:30

撮影時間をとりながら進み、開拓跡・吊橋そばで12:00まで撮影・昼食。

吊橋

撮影風景
開拓:

明治の頃この地、高野谷で開拓し、
そば、ひえ、大根、馬鈴薯を播種したが、
大根、馬鈴薯のみ生育し、他は結実せず廃す。
そのため、現在地名として残っている。

また、高野谷は弘法大師が大台に寺院を草創せんとしたが
深山のため現在??高野山に???????している。

12:00

昼食後はアップダウンの繰り返しで登り道だ。足元も木の根やゴロゴロ石で歩きにくい。
ポイント、ポイントでは植平ガイドが案内してくれる。
鹿よけの防護網が見えてきた。

古市さん「防護網は鹿をよけるだけでなく網のあっち側と

こっち側の生態系の違いを環境省が調べているんです」とのこと。

鹿よけ

14:30

15:00

松浦武四郎の碑前着。

午後はかなり登ってきたので随分の汗をかいた。
谷川の水が冷たく顔をぬぐうととても気持ちいい。

トリカブトやバイケソウが咲いている。満開はまだ先か?

休憩

スギゴケ

バイケソウつぼみ

バイケソウ

松浦武四郎碑前から最後の歩きを出ようとしたとき、一人が足が攣った。
奥中さんが我々を先に進め、手当てをする。日ごろあまり歩いていないのだろう。

ゴール直前でも一人の女性が苦しそうなので、声をかけると「こんなにきつい山は初めてです」と。

鹿の主食、ササが目に付くようになってくるとゴールは間近。

15:10

ゴール。山頂駐車場。

山頂

山頂風景
15:40 バスで帰路に。

17:00

杉の湯着。
ここで植平ガイドとお別れ。
ご挨拶ではコケがきれいだったこと、トリカブトやバイケソウが見られて良かった、と。

今日の西大台ケ原、9月から入山規制が始まり1日に30人しか入れないし、入山には1000円必要とのこと。
で、8月中の企画にしたそうだ。

この企画、年に何回かやっているそうで、ほかに山登りもあるそうだ。興味がある。
18:10 橿原神宮前駅到着。解散。
本日のDorToDor総歩行数:25,000歩、歩行距離:約13Km。