2012.4.29(日    多武峰 けまり ウオーク  
今日は奈良県ウオーキング協会と桜井市観光協会主催の標記ウオークに参加
8:30
JR桜井駅に集合。
参加予定は300人くらいと誰かに聞いていたが、せいぜいその半分くらいの参加者か。

受付で参加費300円とけまり見学代400円を支払う。
9:02 バスは順次出るというが、先ず一番バスに乗る。

9:35


9:57

バスで桜井駅からおよそ30分かかって談山神社(たんざんじんじゃ)の駐車場に着く。
これから、個人個人の自由時間で適当に過ごせといわれる。

一人でぶらぶらと談山神社境内を歩いていると「御破裂山(ごはれつやま)」という文字が目に付いたので、ちょっと登ってみようとその方向へ足を向ける。

案内標識

御破裂山への階段

短い距離だとは思うが、なかなか階段はシンドイ。
10:11






その途中に談山(かたらいやま)(566m)がある。

その昔、ここで中大兄皇子と藤原鎌足が大化の改新の秘策を練りあったところとされている。

談山神社には今まで何度かお参りしたが、ここまで来たのは初めて・・・。

談山(566m) 御相談所
10:22

御相談所から御破裂山に向かって(御破裂山?ゴハレツヤマ? けったいな名前の山だなあ?)と思いながら 階段を登っていると、・・・
後ろのほうから一人登ってくる人がいる。
なんと、ゆうほの酒井氏だ。

御破裂山(618m)

藤原鎌足公墓所

御破裂山からの遠望 

御破裂山からの展望は目の前に杉の木が立ちふさがって、その上黄砂のためか余り見晴らせない。
10:50
〜11:40

御破裂山から下山してけまりの庭まで来ると、周囲は既に多くの見物客で詰っている。
やむなく庭を見下ろせる十三重塔の方から見ることにする。

十三重塔

けまり風景

十三重塔は藤原鎌足の長男
定慧(じょうえ)和尚が父の供養のために678年に創建した。
現在は1532年の再建であり、木造十三重塔としては世界唯一のものだそうだ。


11時から長々と神事があり、11時半頃からけまりが始まった。
8人が蹴りあうのだが、どうも見世物にするほどの“足前”とは思えない。
12:15
適当に昼食を済ませた後、朝の駐車場からウオーキング開始。

東大門ではボランティアが解説している。

ウオーキングは殆どが下り道なので、ゆーゆーと歩く。

東大門にて
12:47
破不動(わりふどう)、不動延命の滝着。  なにわの知り合いがタチンボ役をしていた。

破不動:この大石は不動明王が祭られている。石は中央から刀で切ったように両断されている。
慶長13年4月談山が鳴動したときに破裂したものだと伝えられている。

と説明板に書かれていた。

これでようやく、「御破裂山」の由来が分かった。

破不動

不動延命の滝
13:37
さらにどんどん下っていくと、崇峻天皇陵に至る。 連合の知り合いがタチンボ役をしていた。

崇峻天皇陵
13:53
崇峻天皇陵から更に下り、聖林寺(しょうりんじ)に着く。 

聖林寺は真言宗で712年に鎌足の長男定慧和尚が談山妙楽寺別院として創建した。 
本堂の天平彫刻の傑作「国宝十一面観音立像」が有名だそうな。

ここから三輪山が遠望できた。

聖林寺

聖林寺から三輪山を望む
14:24
土舞台着。 

「土舞台」については「日本書紀」の推古天皇20年、時の摂政聖徳太子に、百済人味摩之(みまし)が我が国に帰化して、
呉で学んだ伎楽(ぎがく)の舞を奉納したことが始まりとされている。

伎楽は古代チベットやインドの仮面劇で西域をへて中国に伝わり、散楽といわれた。 
日本には「神楽・かぐら」があったが、宮廷に伎楽が加わって芸能は豊かなものとなったといわれる。


土舞台石碑

ボランティアが解説している

ここではボランティアガイドが、ウオーカー一団が来るたびに同じ説明をくり返しやっていた。
14:45 ゴール桜井駅到着。 
16:30 自宅着。 お疲れさんでした。

本日のドアtoドアの総歩行数:28,520歩。